TOP  かわら版  読みが苦手な理由、それは○〇〇かもしれない in 日本作業療法学会

読みが苦手な理由、それは○〇〇かもしれない in 日本作業療法学会

 

「音読なんてイヤだ!!」
「すごく読みづらそう・・・」
「読み終わるまでに時間がかかる」
「なんとか読めるけど、内容の理解までたどり着けない・・・」

やる気がない?
めんどうくさい?
勉強がキライ?

でも、本当は読んでみたい、周りの友達と一緒に学びたい、もっとたくさん学びたい
そんな気持ちがあるのに、上手くできない原因があるかもしれません。

今日はその原因を知るための私たちの取り組みを紹介させてください。

読みづらさにつながる理由、欧米では大きく分けて3つの仮説が提唱されてます。

①音韻処理障害仮説
(文字の形を捉えられるか)
②視覚情報処理仮説
(文字の音をスムーズに取り扱えるか)
③小脳障害仮説
(読むための眼の動き、姿勢の調整が安定して滑らかにできるか)

日本でも①・②の研究は盛んに行われており、新しい知見、支援の方法がどんどん開発されています。
ただ、③小脳障害仮説の研究は非常に少ない。

でも、臨床で目の動き、姿勢が整うことで読み書きがしやすくなるお子さん達とたくさん出会い、
目の動き・姿勢へのアプローチから読み書きの向上へつながっていく可能性を感じ、研究を行ってきました。

そんな読字へのアプローチの一つを明日「日本作業療法学会」にて発表します。

12:00〜13:00が発表時間
「なにこれ?」
「ほんとうに?」
「どういうこと?」
どんな興味も疑問もお待ちしております。
ぜひ、直接お話しさせてください。

ようやく形になっただけの、穴だらけですが、これからどんどん突き詰めていきます。

追伸:読み書きの仕組みを脳科学の視点からまとめた理論編、文房具や学習に関するアプリ、その他トレーニングなどのメソッドまとめた読み書き本がクリエイツかもがわより出版します。

OT奥津

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