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目標達成よりも大事なこと


「あーやっぱり作業療法士さんはすごいな!」
「発達スペシャリストによるマジック」

OTが園や学童を訪問するようになって
最近よく聞くフレーズだ

今日は高山市発達支援センター主催
あゆみ学園で療育スタッフ向けの実践研修でした

こどもとの療育を開始してから
20分で最終目標を達成してしまった

「できなかったことができるようになる」
制度上は大事なことかもしれないが
目標を達成したことにはあまり意味がない
そんなことは本質的なことではない

実は誰でも起こせる変化なのに
たねあかしをせずに
あたかも専門家はすごいでしょ風を
よそおう療法士がや重鎮が多い

でも多くはまやかしである
とあるケースの場合
潜在的にとても高い能力を持っていて
ドキドキが強いので出せたり
出せなかったりしただけだ
ドキドキがツンデレ方向に入らないよう
療育の流れを少しサポートしただけ

そこに見える情報を
整理して捉えることができれば
誰でも簡単に生み出せる結果である

行動療法の知識も
感覚統合の知識も
特別な運動分析もいらない

療育やリハビリテーション
運動療法ににおける科学とは
当たり前のことでしか成果は出ていない
例えば、量と頻度を増やしたとか・・
自律神経が暴れないように
低刺激で対応したとか

マジックとかゴッドハンドとか
そういうのはショーのようなものである

職人技は職人が使うものであって
一般的な療育スタッフが真似して
その効果を日常生活に
移行させられるものではない

でも多くの人たちは
マジックや奇跡やスペシャルなショートカット
専門的な知識を求めてさまよったり
何度も何度も研修を受けて
知識量を増やそうとする

そう、それはほかでもない
かつての自分自身のことである

今ある知識量や情報を
使いこなせていないことが
一番大きな問題だ

だから、目標に到達しても
その理由を説明できないのであれば
その時に得られた知識はゴミと同じだ

目標に到達しなくても、
なぜ期待した結果が得られなかったのか?
それをちゃんと説明できることのほう大事だ

安易にHow-toに飛びつかず
こどものリアルを掘り下げていくことである

もちろん高山市の療育スタッフの皆さん
これで4回目の開催ですから
回数を重ねるごとにこなれてきて
この数ヶ月で論理的思考が飛躍的に成長
眠っていた力がどんどん開花してきています

新人からベテラン、そして療法士まで
どこまでも対等にディスカションして
正答なき最適解を探索していく
このしゃべり場がなんとも清々しい

こどもの個性が肚落ちするたびに
みなさんがとてもはしゃいでいて
コンサルテーション冥利につきる1日でした

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