はびりスイッチあーと
芸術家には、画家、彫刻家、陶芸家、建築家、デザイナーなど、様々なジャンルがありますが、
詩を書く詩人も芸術家です。
今回で2回目になる『詩をよんでイメージして見よう』という課題。
今回は詩人、北原白秋の『お月夜』が題材。
いつもは、何かをイメージして描く課題が少し苦手な男の子。
イメージ課題になると描き出しも遅く、絵筆を握ったまま、宙を見上げて固まってしまう事もしばしば、、、
そんな彼が、今日は、しっかりと白い画用紙を見つめてから絵筆を動かして描き上げた作品がこちら。
「素晴らしいっ!!」
しっかり、詩の世界観を彼の中を通して画面に表現されています。
夜空にきらきらと瞬く星々と白く大きな月、そして、家に落とした月の影がとても印象的です。
詩に出てきた言葉をそのまんま、説明的に只、描き並べるのではなく、見る人の想像力を掻き立てられる奥行きのある一枚になりました。
最後の発表会で、
「今回で詩をよんで描く課題は、2回目でした。覚えているかな?」っと彼に尋ねると
彼は「うん、覚えているよ」
小さな声で一言、
「僕、ここで詩って知ったんだぁ」
インクルーシブ発達教室
画像掲載了承済み
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